出会い系な日々
第13章 遊ばれる女 春菜・軽薄
ところが全然OKが出ないまま一週間が経った
あまりガッつくのも良くないと思い、おとなしく待ってたら二週間があっという間に過ぎ去った
どうなってんねん!
さすがにイラついてくる
ここまで来ると会う気があるのかどうかさえ疑わしい
それに最近になって返事が遅かったり、話が噛み合わなかったりで様子が変
まさか…
頭に浮かんでは消える疑い
もう遠慮してたら何も変わらないのでド直球で聞いてやった
「他の男と会ってるやろ?」
長い沈黙…
決まりだ
「会ってんねやな」
「うん……」
かなりの衝撃
この2週間、俺がバイトだの門限だのと断られ続けてる間に他のメル友と会ってたのだ
完全に騙された
「はぁ?なにそれ!?」
「だってずっと言われてて断れんかったし近かったから…」
「俺にはずっと断ってるやん!」
「ごめんなさい…」
これはつまり俺じゃなくそいつを選んだという事
いったい俺は何番目のメル友なのか?
いや、それより確認する事がある
「エッチしたんか?」
「怒らへん?」
この返事で全てを悟った
超絶ガッカリである