出会い系な日々
第13章 遊ばれる女 春菜・軽薄
しばらくして返事が来た
「わかった。じゃあ次の木曜日は?」
「はや!(笑)」
押せばあっという間に決まった
こんなに時間がかかったのは俺が臆病なせいだった
やっぱり口説くなら傷つくの覚悟でグイグイ攻めるべきなんだ
いや、そんな事はどうでもいい!
最後の賭は吉と出た
「よし!そんじゃ木曜日な!もう決まり!何があっても行くからな(笑)」
「うん、わかった(笑)」
「よっしゃ~!」
幾多の苦難を乗り越え、やっとこさ会える日が決まった
心の中でガッツポーズを取りながらムラムラと妄想が花開く
他のメル友とはエッチしたんだ、俺も遠慮はしない
絶対に抱いてやる
でもまだ春菜の顔を知らない
何度か見たいとお願いしたが頑なに拒否された
外見は会ってみなけりゃわからない
ここまで勿体ぶられて、どえらい化け物だったらどうしよう…
いや、それを含めて出会い系の醍醐味だ
こうして、いよいよ対面する日がやって来たのである