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第33章 かわいいひと〜強くなる〜



喧嘩をした。


電話をしたら酔った先生がご機嫌なのはわかって、早くちゃんと家に帰んなよ、って言おうとした、

「電話…うん…かわる?」

電話の向こう側で喋る声。



誰と喋ってんの!?

「ちょっと!和也?」

大きい声で呼ぶと懐かしい声が。

「まー?元気かー!」

「松潤!?」

松潤でよかった、ってホッとしたけど…や、いやいや、よくないかも。

「なんで一緒なの?」

「俺が友達と行ってた居酒屋で二宮先生たちが飲んでてさ。
俺が友達と別れた後、合流したんだ。」

「いまどこ?」

「二宮んちの近く。大丈夫って言うんだけどちょっと心配で送ってきた。」

「…あ、ありがと。」

「まー?
二宮って、やっぱ可愛いな。」



ほらっ!

全然、よくない!!

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