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異彩ノ雫

第7章  七ノ月 ③




ゆき暮れて

夜のとばりに包まれる



こんな日は

氷が揺れる乾いた音と

琥珀色の香りが 慕わしい



ざわめく胸と

星の見えない遠い空…

濡れた風が肩に纏わる



私は夢の声を聴く







【漆黒】



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