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異彩ノ雫

第12章  八ノ月




なまめく風が

月明かりを滲ませる

奥底に隠した胸の痛みを揺らしながら



遠く聞こえるざわめきは

置き去られた夏の思い出…

今日へ向かい 流れた時間が切ない



久遠の彼方とはどこにあるのか…



ひとときの夢でいい

ともに過ごす今がほしい







【祭囃子】




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