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異彩ノ雫

第22章  九ノ月




満天の星の下
君とグラスを傾けよう


軽めのアンティパストには白ワイン
キャンドルの炎をグラスに浮かべて

華やかな芳香漂う深紅のワインは
メインに合わせ なみなみと


そのままグラスをかさねた君の
目蓋が重くなったなら
柔らかな雲のしとねに抱いてゆこう


ゆっくりおやすみ 愛しい人…


眠る額に
指先でそっとジュモンをかける

明日もよき日であるように







【ジュモン】


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