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ただあなただけを見つめる

第23章 復讐





―――――――……




「はぁ…はぁ…!」



私は飛び起きた。


急いで隣で寝ている暁を見るが



――――暁がいない




外は真っ暗だ。


携帯で時計を確認すると深夜2時…



とても嫌な予感がした。




「暁…?」



電気を付けて暁を探す。



トイレ?

お風呂?



…どこを探してもいない。




私は急いで携帯で電話をかけた。




プルルル…



プルルル…




『もしもし』

「暁っ!
あんた今どこにいんの!?」

『夏帆、ごめんな。』

「え?!」




――――――……





何を………


言っているの……?




ツーツーツーツー…


携帯を床に落とし、崩れ落ちるように座り込む。




暁が……















人をコロシタ……?





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