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ただあなただけを見つめる

第16章 花火






「……愛してる。」

「な…いきなりどしたの///」



驚いて振り向こうとすると、暁が私の頭を前に向けた。



「バカッ!
こっち絶対見んな!」

「…はい。」



再び視線を前に戻す。



川の向こうから、花火が始まるという放送が流れてきた。






「死ぬまで一緒にいてください。」





暁がそう言った時、
大きな花火が打ち上がった。




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