
もっと愛の言葉を
第1章 小学校
和希とは小学校入学当初から
仲がめちゃくちゃよかった。
私は和希と同じ中学校に
無事に入学することができた。
席が隣になることがいっぱい
あって運命ってやっぱり
あるのかな?
って
考えたことも数えきれない程ある
ある日の終わりの会。
私は自分のデイリーライフに
(いわゆる連絡帳)
明日の日程を書いていた。
和「ツンツン…」
『…イヤッ。ちょっとなによ!?』
和希が突然私の脇腹を
シャーペンでつついてきた。
驚きと変な声を出して
しまった恥ずかしさに
私は顔が赤くなってしまい…
和「ふっ…その反応エロイな。」
『なっ…//そんなこと
いきなりされたら誰だって
びっくりするからっ!』
和「いいから明日の日程言って」
ったく。
それくらい自分で見てよ。
と思いながらも
どこかで
私にちょっかいをかけて
くれたことに対して
嬉しかった自分がいた。
『明日はー
英語、理科、数学、国語、総合…』
私が教えた科目をもくもくと
メモる和希が可愛く見えた。
なんだか毎日会ってるのに
一緒に話してるだけで
胸がドキドキするのは
なんでだろう。
