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問題児とオタク少女

第6章 飛び交う感情

「おはよー!みゆ子〜♡」

り、璃子…!

「お、おはよー。今日も朝からお元気で。」

話しにくい。

なんでだろ?

別に何もないじゃん。

昨日、璃子と谷村が一緒にコンビニにいただけだ。

それなのに、なんで。

嫉妬…?

いや違う。

…違うはず…だけどなぁ?

「うん!元気だよ〜!朝からみゆ子の顔を見れたからね〜♪」

璃子はルンルンで歩いている。

(何かあったの?)

そう聞きたかった。

なのに。

「な、何…それ。冗談もほどほどにね、璃子。じゃあ先行ってるね。」

どうしても耐えられなくて、璃子から逃げるように教室へと向かった。


ー後ろには、悲しそうに佇む少女がいた。



「作戦は順調?」

ある人が聞く。

「順調であります!」

「心配しないでくださいね!」

取り巻きが答える。

「そう。それならいい。」

ニヤッと笑った。


私たちは、これから起こるであろう出来事に気づいていなかった。






「佐々木美優をハイジョセヨ。」






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