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問題児とオタク少女

第10章 幸せ(?)スクールライフ

「谷村ー!おはよー!」

ーほんと俺は幸せものだな。

朝の、人数が少ない静かな教室で思う。

「おう!さっちゃんおはよ!」

場所が場所なので「さっちゃん」と呼ぶことにした。

授業中も話せるし…最高だ!

徐々に人が多くなってきて、騒がしくなった教室で思う。

もうそろそろ読書タイムとやらだな。

めんどくさいんだよな…。

横を見れば黙々と本を読んでいる。

そういえばさっちゃんすごい本好きだよな。

そんなことを思っていた時、

ガラッ

担任がドアを開けて入ってきた。

そして。

「みなさん、今日は席替えをしますよ!」



…最悪だ。


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