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問題児とオタク少女

第3章 みんなのお道具箱?!

「さっちゃーん!修正テープ貸して〜!」

後ろの真衣ちゃんにお願いされた。

言うのが遅くなったけど、みんなからはさっちゃんと呼ばれて(親しまれて)いる。

こう見えても私は、色々なものを持っている…と大変評判で、みんなを日頃助けている。

「いいよー!…はい!」

そう言って真衣ちゃんに修正テープを渡した。

「さっちゃん、いつもごめんねー」

「全然!いつでも貸すから言ってね」

ありがとう!と、真衣ちゃんが言った時、

「さっちゃん!ティッシュ!」という声が聞こえた。

声のした方を見て、目に映ったのはこっちの方をじーっと見ているあの問題児、谷村だった。

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