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君と僕の超短編集

第19章 19


仕事終わり


疲れた身体に夜風が容赦なく吹き付ける

「寒ッ!」


まだ秋になったばかりなのに…


足早に家路を急ぐ


君の温もりを感じたくて…


ふと道端のコスモスに目がいった


夜風に流されながらも可憐な花がじっと俺を見てた


可愛らしい花の中に君を見て


心が暖かくなるのがわかった


早く帰ろう


『翔ちゃん おかえり』


その声が僕の生き甲斐



智くん



君が傍にいてくれるだけで


僕はね…


生きていけるんだ


おわり

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