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君と僕の超短編集

第32章 32


三段飛ばしで改札に向かった


早く帰りたい…


智くんに会いたい…

その為に俺は走る!

でも…


待ってるはずの智くんがいない…


スマホを手にした俺の前に


女子が立ってた


またかよ…


『これを渡したくてずっと待ってたんです』


俺はそれどころじゃないんだよ


「ごめんね…それは受け取れない…俺には大事な人がいるから…」


『それって私かしら?』


?????????

目の前の女子をマジマジと見た


さ・と・し・くん?

『俺からのプレゼントだよ』


カワイーーーーッ…!


ロングヘアーのカワイイ女子は…


愛しの智くんだった

なんでかなんてどうでもよくて


手を繋いで歩いた


並んで歩くしかできなかったのに


普通のカップルみたいに手を繋げた


抱き寄せて頬にキスしてみた


真っ赤な顔がかわいくて


抱き締めた…


「愛してる…」


そしたら君はニコッて笑って


『愛してる…』って…


最高のHappyバレンタインだよ


ありがとう サ・ト・コちゃん


おわり

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