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Cream Puff

第4章 4

~ドタキャン。~

『ごめん!仕事入った!』

…また、だ。

最近…ドタキャンが多くなった。

ねえ…浮気なんてしてないよね…?

「にの、どーしたのー?」

「相葉さん…、あのっ、」

「え、どうしたの!?泣いてるよね?」

「…え、いや、違くて…」

翔さんのことを思う度、胸が痛くなって。締め付けられて。

「…翔さん、俺のこと好きじゃないのかなぁ…」

「え、な、なんで…?」

「…浮気なんか、してないよね…?」

「してないよ!だって翔ちゃん、この前の…デート、すげえ楽しみにしてたんだよ!?そんなの、有り得ないって…。にのが信じてあげなくて、誰が信じてあげるの!」

…うん、そうだよね…。

だって翔さんは、仕事人間だから。

それを承知して付き合ったから。

…けど、理由くらい聞かせてよ。

「…ひゃっ。」

後ろから急に抱きつかれて。

熱い吐息と、見えた首筋。

瞬時にそれが翔さんだとわかった。

…あれ?……でも…

「和也、ごめん…」

「仕事、は…?」

「ちょっと時間調整してもらって…二時間後から。」

…浮気なんてするわけないよね。

「ねえ、翔さん、香水変えたの?」

その瞬間、相葉さんと翔さんの顔から笑みが消えた。

「え…?二人とも、どうしたの?」

…ねえ、俺じゃ不満があるの?

end

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