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聞き間違えだと思った。


「……え？」

「だから、もう無理……
俺、ニノが――……」

「やだよ！」


だって、俺は――…


「相葉さんが、好き…なの、」

「知ってる…」

「じゃあっ、なんでっ…」


泣きそうなのを堪えて
相葉さんをまっすぐ見る。


「…俺、ニノが好きすぎて
やばいんだよね…

ニノ見るだけで
抑えられなくなりそう。
どうしたらいいと思う？

他のヤツと絡んでるとこ、
見る度すげえ嫉妬する。
ソイツのこと殺してやりたいくらい。

…俺の気持ち、
わかる…？」

「……」


相葉さんの顔を見るのが
怖くて。

目を逸らしてしまった。


「…ごめん。引くよね。


…だから、もう無理だって…」

「やだ、絶対やだ。」

「じゃあ、どうすんの。
ソイツのこと殺していいの？」

「…やだ。」

「じゃあどうすんだって。」

「俺が、頑張る。」

「は？」


相葉さんに伝えきれてない
気持ち、全部言うから。


「……相葉さんのこと、
好きだから…
一緒にいたいから、
別れるとか、ゆわないでっ…」


最後の方にとうとう涙が
零れ落ちて。

もうワケわかんない。


「…ふふ、
やっと聞けた。」

「っえ…？」


そこには、
いつもと変わらない笑顔の相葉さん。

…え、どうゆうこと？


「…んふふ、ニノの素直な気持ち、
やっと聞けた～♪」

「なっ、騙したな！」

「んふふ～♪
とりあえず、勃っちゃったから
ベッド行こ～」

「んなっ、変態！」


…あー、もう。

俺、本当に相葉さんには
勝てないや……。



その夜は、
とろとろになるまで
愛撫されて、

優しくて甘い
セックスをしましたとさ。


end