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LIFE

第15章 見つめていたい〜秘密の場所〜



* a eyes *


あーあ。


部活の最中ブツブツ言ったり、ため息を吐いたりしてたら松潤が笑いながら声をかける。

「どうしたんですか?」

「どうしたじゃないよぉ。」

思いっきりふてくされた態度で後輩に愚痴を聞いてもらおうとしてるダメな先輩。

「だって、あのプロデュースのに決まったら…」

「決まったら?」

「二宮くんが…」

「にのが?」

「選ばれたら…」

「はい…」

「嫌だ。」

少し呆気に取られてるけど、ちゃんと話しを聞いてくれる松潤。

「二宮くんの顔、ちゃんと見たことある?」

「うーん、まあ、ちゃんとっていうか…ありますよ。」

「可愛い…よね?」

「あぁ、可愛いです。すごく。」





やっぱり。


「…だから…だよ。」

「?」

「他の人に…みんなに…
二宮くんが可愛いの知られたくない。」

人に話したら実感が湧いてきて、
ざらりとした嫌な気持ちが広がっていく。

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