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二宮くんの次の言葉を待つ。

手を握りしめる力は弱まることはなくてよっぽど緊張してるのかも。

「だから…
困るんです。
こんなの想像してなかった。」

わかったから。

俺の気持ちもこの展開も信じられないってことだよね？


ゆっくり


ゆっくり進めていこう


強い気持ちで心でそう誓う。


「二宮くん。」

「はい。」

「俺はフラれるのかと思ったよ？」

「……」

「違うんだよね？
もう、どん底から這い上がってきてもいい？
気持ちを立て直してもいい？」

「……」

黙ってる二宮くんに意地悪を言う。

「困ります…って言われて、
あぁフラれるんだって思って…

泣きそうだったんだけど…」

「……」

少し手を引くとさっきほどの強さはないけど、離さないでいてくれる。