LIFE
第16章 見つめていたい〜にのをプロデュース〜
その時。
「ダメ!」
おっきな声を出した俺に注がれたのはその場にいた全員の視線。
わ。
やっちゃった…
しんと静まり返ってる中、松潤に救われる。
「ぷっ。」
笑ってくれてすごく助かったんだよね。
隣りに座る二宮くんの肩を抱いて、
「にの、愛されてんなー。」
当の本人の二宮くんは真っ赤。
…ごめんなさい…
怒ったかな…
後からちゃんと謝ろう。
翔ちゃんも笑いながら、
「なに?そんな嫌だったんた?」
からかうように俺に言う。
「嫌っていうか…
二宮くん、そういうの苦手だと思うから。」
あー。
俺ってば自分の気持ちなのに二宮くんのせいにしちゃったよ。
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