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LIFE

第21章 つかまえたい!〜scene4〜



唇を重ねた後で首筋に吸いつくように埋まった相葉くんがそこで喋るのがくすぐったい。

「俺だけが会いたかったんじゃないんですね。」

だからー。

鍵まで渡したじゃん。

週末潰れてその後の1週間さえ待てずに出張帰りの相葉くんにまるで餌をぶら下げた俺。

ごめん。

なんかすっごく謝りたくなった。

「出張帰りの疲れた人に申し訳ないけど。思いやりより自分の会いたいって我儘が勝った。

ごめん。」

「嬉しくて泣きそう。」

感動中のところ悪いけど。

んぐ、んぐと口や首や動かして相葉くんにキスするためにじたばた。

たどり着いた唇をぺろんと舐めたら、

「うぐ!」

へんな声。

なんか言おうとしてたのか、覆ったら出ちゃったのか。

面白くなって、ぺろりともう一度舐めた。

その後で顔を見ようと離れたらすぐに近づいた唇に磁石のように引き寄せられた。

くっついた瞬間、捕らえられた舌は絡み合いそれまでのが嘘みたいなやらしいキス。

キスの最中にゴソゴソと下に手を持っていくと同じタイミングで相葉くんが俺のに触れた。

「「ぷっ…」」

ふたりして吹き出したけど笑ってる余裕なんて…

もうない。

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