LIFE
第24章 make a mistake
「二宮くん、今、付き合ってる人いるの?」
「…いない。」
「そっか。俺も。
ね、どうしてんの?」
「なにが?」
「ひとりで抜いてんの?」
「…バカなこと言ってないで寝ろ。」
怒ってんのか、呆れてんのか。
それでも背中越しに話しかけた。
「二宮くん。」
「…」
あーあ。
返事してくれなくなっちゃった。
後ろから抱きしめて首筋に唇を当てた。
「…やめろ。」
「ちょっと黙って。」
くねくねしてる体をひっくり返して唇を奪った。
「ん、ぅ、んっ、」
甘い吐息がこぼれた。
丁寧にキスをするともう抵抗をすることはなくなった。
泣くかも、って思ったのに…
泣いてなかった。
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