無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

布団の上から肩を掴む。

二宮くんは少しピクと動いてそのまま。


大丈夫だよ


トントン…


何度か背中をあやすみたいに叩いて。

また光ったから心の中で数を数えてると、ドカン！と大きな音。

「わ！」

思わず声を出した二宮くんの横に寝転んで抱きしめた。

ひっつきたいのに我慢してるみたいな二宮くんの耳を両手で覆う。



あ、もうダメだ。



唇を求めて顔を近づけたら。

二宮くんの顔も近づいてきて。

自然と重なる。



やわらかいその感触。

唇も指先も先を欲しがってるくせに。

拒まれたら、どうしよう。

キスの途中。

散々、痛い嫌な思いをさせた身体を前にして、離れがたい唇をずらした。