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LIFE

第26章 make a mistake〜誤算〜





「俺だけじゃないよね。」

抱きしめたまま耳に唇を付ける。

「え?」

「自分勝手で酷いことしといて、
好きになるなんて…」

「相葉くんも…
好き?
…俺のこと好き?」

二宮くんが。

俺のこと、好きって言葉にしてくれた。

さっきからそれがすごく嬉しいんだけど、どこかで信じられないでいる。

こうして訊いてくるんだから二宮くんも同じなんだろう。

埋めたまま顔を包み込んで上を向かせる。

ちょっとムニって内側に寄った顔が可愛い。

そのままされっぱなしの二宮くんが可愛い。

ちょっとこのまま見ていたい気もするけど無理。

唇を重ねたら二宮くんの唇も反応した。

愛おしい人に。

愛情を伝えるために。

そういう思いを乗せてるキスを俺も二宮くんも送り続けた。


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