LIFE
第27章 make a mistake〜リセット〜
ちゅっ
わざと音を立てたキスに二宮くんは照れくさそうに上目遣いで俺を見る。
ちゅっ
もう一度、同じように音を立ててするキス。
少し頬を染めうつむく二宮くんを包み込んだ。
その頬に鼻先や唇をこすりつけると目を細め身を委ねる。
もう唇にして
そんな風に上向きになった時。
「もうわかる?」
「え?」
「俺のこと、好きかどうか。
自分の気持ち、わかってる?」
さっき言ってたこと。
俺に対しても、好きって感情そのものも、よくわからないでいたんでしょ?
「わかってるよ。
好きだよ、すごい好き。
相葉くんのことが好き。」
「俺も。すごい好き…だからね?」
わかってるよね?
念押しするかのような俺の視線を感じたのか、
「わかってる!」
不安なんかないって力を込めて言い放つ強気な瞳が向けられた。
おでこやアゴ、そこらじゅうにキスをして、最後に二宮くんの唇に俺の唇をつける。
ありったけの想いを乗せて。
もう不安な思いはさせないよ
2019.mar
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