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LIFE

第3章 まだ恋は始まらない〜出会ってしまったふたり〜

あ。



あの人…



前にもここで見かけた。

その時も気になってずっと目で追ってたんだ。

いくつなんだろう。

話してる雰囲気や立ち振る舞いからして、そんな若いってことないだろうけど。

幼い顔をしてる。

ちょっと見、高校生でも通用するくらい。
Tシャツとジーパンにリュックとかだと大学生は固いだろう。

それに離れてるけど聞こえてくる少し高いコロコロ笑ってる声も。


可愛い。


俺は横目でチラチラ見ながらママの作ってくれたお酒を飲んだ。

「まーくん。どうしたの?」

「……ううん。

なんでもない。」

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