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LIFE

第3章 まだ恋は始まらない〜出会ってしまったふたり〜

今までこんな優しくヤったことがあっただろうか。

ちょっと笑えてくる。

女相手にもないような。

だってこの人が今時の女の子より、“うぶ”だから。

そりゃ出来るだけ優しくしてやりたいと思うでしょ。

髪の毛を撫でて手のひらで頬を包んで唇を合わす。

すごく嬉しそうにすごく安心して俺を見るから、可愛いな、って思う。

俺の顔…デレてるかな。

ゆっくり動かす腰を少しずつ早めて様子を伺って…
最奥を突く。

「ん!…ぁあ…」

「大丈夫?」

「…う…ん……」

「痛くない?」

「痛く…な…い…

なんか……

へんな感じ…」

俺からの律動を受けとめて、必死に枕やシーツを握ってた手が俺の背中に回ってきた。

キュッと近くに寄せられた形で一層、身体が近くなる。

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