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◇道中◇

－数多視点－

「数多君、わざわざゴメンね」

「別に良いぞ
それに、戦うの好きだし♪」

数日後、俺は南の護衛のために京橋の駅から合流して、電車に乗って今は学校まで一緒に歩いている。

「しかし、今日は現れねえな～」

ここ数日の間、登校途中で南を狙う不良達と出くわし撃退してきた。

でも、今日は何故か現れない。

「もう、全員倒しちゃったとか？」

「かもな～」

下校時は、いける日には俊樹に任せたり２人で護衛したり、俊樹が無理な時は俺１人で護衛したりしている。

「数多君、今日は部活の日だから護衛は良いよ」

「わかった
どちにしろ、今日は従兄と従兄の恋人と会う約束してるから」

◇角川学園４階・１年Ｂ組◇

－郁視点－

「２人、おはよう」

「今日は、どうだった？」

数多君と南君が、教室に入って来て自分達の席に座る。