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夜空が見える頃に

第2章 今夜

ピピピピ...

朝の目覚まし時計が鳴る。

寝起きで朦朧となりながらも私はなんとかうるさい時計を止めた。

うっすら目を開けて時計を見るともう10時を示していた。

「星音! 夏休みに入ってからゴロゴロばかりして! 早く起きなさい!」

母親からも起きろという催促の言葉が飛んだ。

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