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催眠術 SO & AN

第18章 催眠術は必要ないから9 ニノ



「しかたねーなぁ・・・その時はお前の働きに期待してるぞ」
「え?働くの俺だけ?ニノは働いてくれないの?」

「俺は工事現場もコンビニも包丁王子も無理だから」
「うーん、そっかぁ・・・じゃあいいよ。ニノはウチでゲームしてなよ」

「いいのかよっ」
「大丈夫、ニノ一人ぐらい俺が養ってあげる」

「俺意外と金がかかるかもよ?」
「あはは・・部屋でゲームしてるだけじゃん、ニノはどっこも出掛けないから、かかるのは電気代くらいだよね。
あ、そうだ。ユーチューバーとかなれば?流行ってるし、ニノならなれるよ」

「・・・・・・」


何を言っても動じない相葉さんに根負けした形で黙り込む

本来 口で負けることは嫌いなはずなのに
この人だったらそれさえも心地よい

きっとこれこそが 本気の印なんだよな


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