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さよなら人生。

第2章 誕生日


誕生日。

高校生くらいまでは
特別だったかもしれない。

わたしの忘れられない誕生日は
中学二年生のとき。

幼馴染の年上の先輩が

誕生日プレゼントはキスだね

なんて冗談めいた事を言ってきた。

別に好きではなかったけど
嫌いでもなかった。

漫画やテレビで見たことのあるキス。
わたしはまだその時異性とキスを
した事がなかった。

その幼馴染としたいと言うよりは
キス がしてみたかった。

この時キスは特別で大事な人と。
なんていうのはあまり思わなかったと思う


誕生日の日。

私はほんとに幼馴染の先輩とキスしてた。

キスってこんな感じなんだ。
そうしか思わなかった。

でもこの時点でもう私の人生は
最低になる準備が完了してた。


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