POISON TEACHER
第12章 男を体で落とそうとするのは、頭腐った女の愚問だ
こうして、大きな騒ぎにはならなかった。
ちなみに、七海とお父さんは
溝坂の説教により、
互いに打ち解けあい、
今まで話せなかったことを
トコトン語った。
今回のことはなかったことにし
母親には知らせず、
無事平穏な暮らしに戻りました。
数日後は父親と話す回数は減ったが
毎日無言ながらも笑顔は少しずつ増えて
家庭はあかるくなったようだ。
七海はいつもの二人と一緒に登校し、
お喋りは絶えなかった。
『お前ら、うるさいぞ!!
ホームルームが始まらねぇじゃねえか!!』
『はぁい、すいません…………』
素敵な日常は
まだ始まったばかりだった………
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