POISON TEACHER
第13章 いい人なんて空気の粒々みたいに何もない存在!
『……せ、先生
これが授業何ですか?』
溝坂は
ただ、大の字になって
寝転がってるたげである。
『昔はな、
戦争で学校焼かれて
こうやって外で授業をしてたんだぜ!
納得いかねんなら
じいさん、ばあさんから
聞いてみろ!?』
『僕も寝ころがってもいいですか?』
石井は大の字になって
寝転がった。
『空は広いだろう?
わかるだろう
お前は粒々でちっぽけな存在だって!
石井は今までの自分に嫌悪感を感じるのと同時に
大空を眺めて落ち着いている気分でも
あった。
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