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ゲーム~姉の男を寝盗る~

第10章 藤枝瑞穂の事情①

「拓ちゃぁんッ」
「瑞穂ッ。おかえりッ」

幼馴染みでもありカレシでもあり
婚約者の進藤拓哉が
一人暮らしのマンションの玄関先で
私を出迎える。

「拓ちゃん。おかえりのチューしてッ」

拓哉は私を抱き寄せ唇を重ねる。

「台風万歳だな。なぁ?瑞穂」
「そんな不謹慎なこと言っちゃダメッ」

でも台風のおかげで
北海道への卒業旅行が延期し
こうして拓哉との時間が持てた。

「荷物はどうした?」
「実家に置いてきちゃった」

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