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ゲーム~姉の男を寝盗る~

第3章 藤木隆二の事情

「李奈、エアコンつけようか」

自然に李奈と呼んでしまった俺。

それにしても暑い。

蒸し風呂状態だ。

「エアコンつけたらお姉ちゃんにバレちゃう」

……そうだった。

瑞穂の存在を忘れていた。

「瑞穂……そろそろ帰ってきちゃうんじゃ……」

李奈は壁掛け時計を見上げる。

「あと30分くらいかな」

30分あれば……イケる。

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