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ゲーム~姉の男を寝盗る~

第7章 藤枝裕太の事情

それからの俺と李奈は
同じ国立大学合格を目指し
互いに励まし合い猛勉強した。

翌年の一緒に受験し
俺は合格
李奈は不合格だった。

「ごめんね。私が高望みしすぎちゃったせいで」
「いいって。俺のアパートに遊びに来いよ」

李奈は私立大学に通い
俺は合格した国立大学に通い
李奈のお気に入りの街である
下北沢で一人暮らしを始めた。

一緒に受験勉強をして分かったことだが
俺と李奈は学力に雲泥の差があった。

正直なところ、李奈が国立大学を目指すのは
無謀な試みだと思っていた。

李奈の真意は分からないが。

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