 
えっちな事好み
第4章 嵐の夜に兄〇は…
コンコン…と――――…
俺の寝室をノックする音がした…
「ん?何?」
ノックに返事をすると……
ゆっくり部屋のドアが開く…
「――お兄ちゃん…
お父さんも…お母さんも、まだ仕事だって―――…
台風も来てるし…そのまま研究室に泊まるかもって…電話あったよ…戸締まりちゃんとして寝なさいだって…」
俺は、時計を見る―――…
こんな時間に電話してくるなんて…はなっから帰ってくる気がない様なもんだ…
「月末だし―――…医薬品会社の研究員って…大変なんだよ…」
「――――うん…」
妹のホタルは…俺を見てヘヘへと笑う…
「―――――今、台風来てるんだよね……」
「――――ん?怖いのか?中2にもなって…」
妹は、バツの悪そうな顔をして「そんな事言ってない!」と、部屋の扉を閉めて行ってしまった…
 
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