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彼はアイドル

第3章 出会い

コンサート当日

由紀は人の多さを覚悟していたはずだったが、由紀の予想より遥かに多い人数で


周りを見れば、それぞれメンバーカラーを意識した服装をした女の子たちが沢山いた


由紀と楓はそれを避けながらなんとかコンサート会場に入ることが出来た

「うぅ…なんか緊張してきたな」

楓が由紀の腕を掴みながら言った

「もうすぐ山田くんに会えるんだよ?!どうしよ、私もう死んじゃうかも」

相当緊張してるんだな、とわかるくらい楓の手は震えてた


「楓、とりあえず落ち着こ?」

由紀笑いながら楓に言った

でも、由紀は楓の気持ちもわからない

由紀の胸もさっきから騒がしかった



しばらくすると、辺りが暗くなった

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