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｢君にやっと辿りついたスウィートアンサー｣

山田くんのウィスパーボイスに会場が盛り上がった

キャァーーーーーーー！！！

そこで、由紀はステージにいた山田くんと目が合ったような気がした

由紀は思わず目を背け、下を向いた


｢由紀！由紀！私今山田くんと目合ったかも！！｣

楓が由紀の方を振り向いて顔を紅くしながら言った

｢あー！きっと楓のこと見てくれたんだよ｣

由紀は楓の頭を撫でながら笑った

そっかそっか、山田くんは楓のこと見てたんだ！、と由紀はそう思った

あれからチラチラと山田くんがこっちを見てくれた気がした

その度に、勘違いだって自分に言い聞かせてた
それでも、やっぱり恥ずかしくて目を背けてしまった