Perfect Romance
第17章 新たな決意
誰1人、男同士でだとか
奇異な目で見る人もいない
まあ、他人の行動なんていちいちチェックなんてしないだろうけど
やっぱり恥ずかしいものは恥ずかしい
だけど
大して離れてた訳じゃないのに
それこそ平日なんてそれ以上に会わないのに
何だか今日は久しぶりに会った気持ちになっていて、一度繋がれた手を離すのが嫌になっている
どうせ駐車場までだし
俺達の事なんて知ってる人はいないだろうし
…顔なんていちいち覚えてないだろうし
自分に言い訳を考えながら、繋がれた手を
ちょっとだけ握り返したら
嬉しそうに笑った相葉さんが、それを更にぐっと握り締めて
「行こ」
今度は歩幅を緩めて、並んで歩き出した
「相葉さんち着いたら、ちょっと話していい?」
曖昧な感じではあるけど、実家での話をしたかった
母さんとの事はまだ終わった訳じゃないけど、先が見えて来たことを伝えたい
そして
1日でも早く、同じ家に帰るのが当たり前になりたい
櫻井さん達みたいにね
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