無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

充分にしっとりするまで唇を潤して、艶を纏った事に満足してから
軽く閉じたそこを舌先でノックして “開けて“ とせがむ

待っていたかのようにすぐに開かれる唇

誘うように赤い舌を覗かせて、先に俺のそれをペロッと舐めた


少し顔を傾けて、俺の舌を唇で挟んだかずが
それを自分の中に誘うみたいに、はむはむと優しく噛むから

その、可愛い招待を受けながら熱い咥内に舌を差し込んで行く


「ん…、ふ…っ…んん」
少し息苦しいような吐息がかずから漏れた

でもかずはもう、深いキスには慣れてる
本当は優しくしたいけど、正直余裕もない

俺は咥内を貪りながらも、それでもかずが鼻で呼吸出来るまでは自分なりに我慢して

眉間の皺が消えて、閉じた瞼の力が抜けたのを見計らって
待ってましたとばかりに舌を絡めていった



くちゅくちゅと、互いの唾液が混ざり合う水音が耳を刺激する


それだけで興奮は高まって

絡める舌の動きを早めれば、…それに応えるようにかずも舌を絡めてくるから


益々俺は止まれなくなった