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「やっぱり駄目……駄目だよ、ジュール……こんな場所で……」

廊下の隅で……カーテンに隠れて施される口淫は、今までにないほど激しかった。

肉の塔に唾液を塗り付け、ぐじゅぐじゅと音を立てながら舐め啜る。

「は……あっ……」

リュヌは、心では抵抗しようと思っていた。

今は大切な話をしなければいけない。
なのに、この快感に引きずられてしまう自分の心……

ジュールの指が脈打つ茎に絡みつき、したたる唾液を潤滑油にして滑らかに優しくしごき立てる。

そしてその口もとがリュヌの、覆う茂みのない陰嚢にキスをすると……リュヌはもう抗うことが出来なくなっていた。

キスはたちまち、うねるような、しゃぶるような愛撫へと変わる。

リュヌがその場所を愛撫されるのは初めてだったが、ジュールの口内で泳ぐように弄ばれながら肉茎を両手で愛されると、それはまさしく天にも昇るような快感だった。