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私の心

第5章 第五章〜他県で新しい生活〜

部屋綺麗だねー!

すごいトイレが水栓!

キッチンが広い!

シャワーがついてる!

私たち3姉妹は大喜び。

どん底の生活から普通の暮らしに

戻る事が出来た。

ホコリ1つなく、

ネズミもいないし、

虫こない。

窓からの明かりがとても元気をくれた。

二階建てのアピートで、3LDk

大手会社のアパートに住む事になり、

新年早々新たな生活が始まった。


カナは中学校生活はほとんどしておらず、

卒業式も欠席のまま終わり、

みはるの育児生活は現状維持のまま。

しかし、4月になれば、みはるも小学生に

あがるので、約3カ月間は育児をし、

4月から働くと思ってた。

私は引っ越ししてすぐ、近くのコンビニの

バイトを見つけ、月曜日から金曜日までの
朝8時〜夕方5時まで働いてた。

けんちゃんは大型トラックの免許を

3回は落ちたが4回目合格。

大型トラックでの運送会社で努める事になった。

母親は近くの工場が受かり私と同じような

勤務体制となった。

さぁ皆さんこれだけ収入がはいるのです。

返していくものは確かにたくさんあります。

みんな必死になってがんばり、

そして翌月皆んなの給料が入り始めた。

当然家にお金をいれるつもりではあったが

初めて10万という給料。

嬉しくてたまらなかった。

母親にほめてほしかった。

仕事を終えてATMでお金を10万おろし

家へ帰った。

おかぁさん給料入ったよ。

10万もあったよ。

家にいくらいれたらいいかな?

と聞くと。


9万。


と言われた。


は!?

冗談だよね?

私あれだけがんばって、1万しかもらえないの?

そーよ。ウチも大変なのわかるでしょ?と

分かるけど、、

けど、その時はまだ子供だし、

一万あればいっかという考えで、

母親は私の金を握りしめ、

パチンコ屋へ向かった。







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