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泣き虫ルームメイト AM & 遠回りのルームメイト SN

第4章 泣き虫ルームメイト4 潤

4-1

急激に記憶が甦る

10年前の 夏の眩しい日差し
病院の中庭の芝生の感触
花壇のヒマワリ
いつも見てただけの 陽だまりの中のベンチ
隣に座る男の子



「まー・・・」
「ん?」

「・・・・・・」
「潤?どうかした?」

「ううん、ちょっとびっくりして・・・まーって意外と純情なんだ、って」
「なんだよー、バカにしてんのか/// 」

「そんなことないよ、・・・まーらしくていいな、って思った」
「そう?・・・でも、もういいかな・・・今まで 誰にも言ったことなかったんだけど
潤に聞いてもらったらスッキリした。若者なんだから いい加減新しい恋見つけないとな」

「うん・・・頑張れ、まー」
「おう、頑張るぜ。って、ここじゃ出逢い無さそうだけどな・・・」

「ふふ・・・そうでも無いよ?」
「そう??ふぅん・・・」


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