テキストサイズ

泣き虫ルームメイト AM & 遠回りのルームメイト SN

第7章 泣き虫ルームメイト7 まー

7-1

苦しそうに床に蹲った潤は あの日のジュンちゃんと同じに見えた

顔色も真っ白で 唇なんてほんとに紫色で
あれが胃痙攣だったなんて にわかには信じられないけど



話を聞いていた大野さんも否定しなかった・・・と言うことは
やっぱり本当に胃痙攣なのかな



そうだ、薬・・・
大野さんが 潤の口に入れてた薬を見てみれば わかるかも



ゴミ箱を探したけど 破ったはずのパッケージは入ってなかった

潤が捨てたのかな
それとも大野さんが持って行ったのか



クローゼットを探せば、ストックの残りがあるかも知れないけど そこまでするのはルール違反だよな




だけど昨日の夜、潤は俺に薬を取って欲しい、と言いたかったはず

それは 俺に薬を見られてもいいってこと?



ストーリーメニュー

TOPTOPへ