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ビタミン剤

第45章 残暑



思った以上に両親との話し合いはなごやかに
すすんで、母さんなんて
俺がプレゼントした別荘で身内だけの結婚式
なんかをあげたらどうだって提案してくれたり。


堅物だと思ってた父さんの口から
白無垢よりドレスのほうがおまえには似合うだろうとか言ってきたりしたから
俺は冷めた緑茶をおもいっきり吹き出したんだ。




「どうしたの、翔?」

「ううん、なんでもない
雅紀と一緒に実家に行けるのが楽しみだなぁって思っただけ。」

「俺、ちゃんと挨拶するからね!!
ご両親に土下座でもなんでもして翔との結婚を
許してもらって、
一生、翔のこと大切にしあわせにしますって
宣言するよ!!」



もう、とっくに許してもらってるし
結婚式までしたらって言ってくれてんだけど


まあ、いっか。
またこんなのはじめてを2人で楽しめるなら
メンバーみんなの都合聞いて雅紀にはナイショで
結婚式を計画してみてもいいかも



ドラマで共演してる女優さんに
美肌や美白にいい食べ物とか教えてもらって
ネイルケアに、お肌のコンディションも整えてたり、あとお酒を少し控えてダイエットにも取り組まなきゃね。




雅紀との結婚式の日までに女子力向上計画


女性ホルモンは無理だとしても
しあわせホルモンのセロトニンは男の俺にだって増やせるから



今夜は雅紀にうんとあまえて
雅紀とずっとふれてもらって、2人でいちゃいちゃしまくって、しあわせホルモンを雅紀の手でたくさん増やしてもらわないとね。






おわり


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