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ビタミン剤

第23章 ホットミルク



翔くんとのホットであまいミルクな関係


もうすこししたら
一緒に暮らし始めることになってて
今も俺の目の前でネットサイトで
熱心に物件を探してくれてる真っ最中。


2人で暮らし始めて
もっと甘ったるいくらいの愛で毎晩毎晩
激しく愛されてぐずぐすに蕩けてだして
俺が俺でなくなったりしたら

どうなるの?って聞いてみると


「心配性だな、潤は潤だよ。
なあんにも変わらない。
とろとろに蕩けだしたら俺の一部も混ぜ込んで
また俺が潤を創り上げてやるよ。」

「なんか、余計に不安。
多摩美ちゃんみたいなのはやめてよ?」

「てめえ、こらっ
潤、俺の美的感覚を疑うのか!」

「だってっ!
本気でひっでえし、センスゼロだし」

「おまえのうるさいくちびるを
こうして、ふさいでやるっ!」



ほんのガキだったジュニアの頃

ずっと一緒に居た俺らは
まるで兄弟みたいだって言われたことも
あったけど、
ホントの兄弟だったら
こんなキスはできないよね。


翔くん
ずいぶん待たせちゃってゴメンね


これからは遠慮なく過剰に愛される
つもりだから

俺のことたくさん甘やかしてほしいな



今夜も翔くんに
極上なホットミルクを呑ませてあげるね



おわり

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