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ビタミン剤

第26章 ルール ver.1


Nside 食べる


裾丈が膝上15センチの色気はハンパなくて
大野さんにしがみ付いてたのを
剥ぎ取るようにして俺ら3人が左右に前に
翔ちゃんを囲んで座る。

「ねぇねぇ、翔ちゃん
なにが食べたい?俺食べさせたげる」

「あ、…潤の作ってくれたトマトソースの
パスタが食べたい。」

「翔くん、翔くんっ
あのさ、このかわいいナースの翔くん
写真に撮ってもいいよね?」

「えっ……ん…いいよ…」

携帯を押し付けてきたから
潤くんとのツーショットを撮れってこと
だよね
相葉さん邪魔なんだけど ま、いっか。

それにしても
ソファに座っちゃうとスカートに丈が
ますます短くなってるし
これも大野さんの計算なんだろね

スケベなおじさん丸出しじゃん

あ、パスタを食べさせてあげながら
相葉さんが口端についたトマトソース
ぺろりと舐め取っちゃった

シャンパンを口に含んだ潤くんは
翔ちゃんの頬を包み込んで口移しで
呑ませてあげてる

2人ともなかなかの積極的。
左右のライバルなんかに負けてらんない
置き去りになんてされてたまるかっ

デリバリーで頼んだ料理の中に
本場ドイツから取り寄せた逸品の極太に
ソーセージがあったから
粒マスタードをたっぷり先端に付けて
翔ちゃんの口元にもっていく。

「翔ちゃん、本場ドイツの味だって
おっきなお口あけて食べてね?」

「…えっ?…これ…」



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