ビタミン剤
第32章 ハダカの王様
Oside
あんまり色っぽい目をして誘うように見つめて
くるくせに、当の本人が無自覚なのが厄介。
うっかり他のメンバーが零してできる
ミルククラウンとかをぺろりと舐めたり
しねぇかって
めっちゃ心配になって
LINEで宣言することな決めた。
男になるのはタイミングと勢いだもんな!
俺の腕の中であたふたする相葉ちゃんが
やたら可愛くてくちびるを奪ってやる。
むちゅーってしてる最中に
3人からほぼ同時に返事が届く。
「マジかぁ!とにかく2人ともおめでと
式の段取りは俺に任せてよ!
うんとステキなサプライズ考えるからね」
さすが翔ちゃん
やっぱ頼りになるよなぁ
「相葉さん、妥協し過ぎしてません?
そんな頼りないおじさんなんかでいいの?
もっと世の中には素敵な相手は
山ほどいますよ?
おめでとうございます、お気の毒様」
ニノの野郎…
相変わらず捻くれた祝い方しやがって