無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

一緒に呑みたくてはやく帰って来れたのに
智くんと向かい合って食べる晩飯
楽しみにしてたのに


なんだか涙が溢れてきた

ソファに座りこんで、左端に座ってる
サトくんを抱きしめてみた。

智くんが遅くなったりロケで泊まりになったとき
さみしくなんないようにって
ある日連れて帰ってきてくれた
おっきめのクマのぬいぐるみのサトくん。




ただいま智くんって呼びかけてる
智くん代わりにぎゅーってしてみても
やっぱりさみしい。

テレビも付けずにサトくんを抱きしめて
目を閉じてると
携帯のメールを知らせるバイブ音


さっきからたくさん届いてたけど返信する気持ち
になれなくって
でも、やっぱりちゃんと返信しなきゃ。


昨日は事務所の野球大会

すっごく盛り上がるしファンの子達との交流にも
なる大切なイベント

後輩達にエールを送る気持ちで
今回はコマーシャルでお世話になってる
商品を差し入れすることにした。

昨日事務所の食堂で朝から沢山御飯を
炊いてもらって、企業さんから届けてもらった
商品でたくさんおにぎりに作ったんだ。


マネージャーや、事務所のスタッフさんにも
大勢に手伝ってもらいながら
丸めて作ったおにぎりの数は２００個を
越えてたって言われた。