ビタミン剤
第5章 夏まつり
「ただいまぁ。」
「おかえり翔ちゃん
ご苦労様。 風呂?飯?」
「かずがいいもん
うーんかずぅ、さみしかったぁ。」
「はいはい
じゃあ飯にするからね。」
「もしかしてオムライス?」
「リクエストしたの
翔ちゃんでしょ。」
「わあい。」
テーブルを挟んで和やかな会話に
美味しいニノの手料理。
目の前にはかわいいニノが微笑んで
くれてる。
俺、マジ幸せだぁ
幸せ度マキシマムです。
「そうだ、伊能尾から
なんかメール届いてたんだ。」
「へえ、JUMPの?」
「そうそう
なんかね今度深夜枠で心霊番組が
決まりそうだって。
心霊スポットを取材したりとか
心霊現象の謎に迫るみたいな。」
ゔっ
ブボゴホゲホッッッッ
「もう、翔ちゃん慌て過ぎ
ちゃんとゆっくり噛んで食べなよ。」
「ごめん、ゴホッ
ニノの手料理が
あんまり美味いから、ゲホッ」
「嵐の皆さんも以前にそういった
番組をされてたとのことなので、
またアドバイスとかを
よろしくお願いしますだって
かわいい奴だね。
めっちゃ懐かしいよね、翔ちゃん
俺らもいろんなところ
行かされたりしたね。」
「ゔっ、ん、そだね。」
「また俺らにも久々そんな感じの
来るかもね。
この間のジェットコースターの
ロケも新人がやるみたいな
ヤツだったし。」
「俺は心霊は遠慮したいなぁ。
かずにカッコ悪いとこあんま
見せたくないし。」
「ふふ
翔ちゃんのみっともないのも
俺は恰好いいと思うし好きだけど?」
「かぁーずぅー
どわぁーいすきぃダァァ」
すまん、JMUPのみんな。
その企画は全力で潰しにかかるから。
俺とニノの平穏な日々を守る為にね。
でも、変わりのもっとお子様向けの
かわいい企画を考えてあげないとな。
おわり